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多孔質材料の内部に、音が入り込み拡散することにより、音のエネルギーが、振動を伴った熱エネルギーに変換され、反射する音が小さくなることを吸音と言います。
この効果を持った多孔質材料のことを吸音材と呼び、グラスウールやロックウール、ウレタンやパンチングメタルなどが当てはまります。また、背面に空気層+を設けることで、ある程度の吸音効果をカバーします。
代表的なグラスウールは極細ガラス繊維を成型した製品で、ロックウールは岩石とスラグを溶かして遠心力で吹き飛ばし繊維を作り、成型した製品です。
発泡スチロールは断熱材であり、吸音材ではありません。また、表面塗装やコーティング処理、板状表面の製品が吸音材として販売されていますが、それらは多孔質材料ではないため、吸音材ではありません。
(厳密にいえば、発泡スチロール、鉄板やコンクリートも“僅かに”吸音しますが、ここでは無視します。)
吸音材料の性能は、吸音率で表示することがあります。吸音率は、残響室法吸音率や垂直入射吸音率など、
材料自体の吸音する能力を表しているのではなく、同条件での測定データの比較に用いられます。
▼吸音素材比較 グラスウールvsロックウール【参考:旭ファイバーグラス(株)カタログより】
グラスウールは、均一な長い繊維がしっかりと絡み合っているため性能が安定していて、曲げや引っ張りに強くヘタりにくい性質があります。一方ロックウールは繊維の均一化が難しいため太さや長さにバラツキがみられます。特に、上手く繊維化されない状態で残ってしまった「ショット」と呼ばれるものはザラツキなど手触りの悪さの原因となります。 |