技術情報
フレームレス無響室
2025/05/24
- 無響室・防音室のソノーラ
- 技術情報
- フレームレス無響室

鋼製無響室は、大型になればなるほどフレーム(角型鋼管、H鋼など)が必要です。
柱、梁などをフレームで組み、フレームの間に遮音パネルを嵌め込んでいく工法です。
フレーム設計の際には、たわみや座屈の計算を行い、無響室として成立する強度を考慮します。
しかし、大型の無響室ではフレームだけで何トンにもなり、部材だけでも非常に高額なものとなります。
よって、ソノーラではフレームのない無響室により大型の無響室まで構築する設計製作法を確立しました。
ソノーラでは遮音パネルの形状を工夫し、遮音パネルの組み合わせ(ボルトで連結)のみで部屋を作ることが出来ます。
ただ、天井面が広い場合:例えば、6m×6mの天井面を構築するとなると、両端で固定された6mの距離を梁部材を飛ばす必要があります。6mの梁に対して、天井パネルなどが接続されるので、梁自体の自重と接続する部材の荷重によりたわみが発生します。この問題をフレームレス式では梁パネルの剛性を高めることで解消しています。
フレーム式に対するフレームレス式のメリット
- 部材重量削減
- コスト削減
- 部品数の圧縮
- 長尺物の削減
- 輸送コストの削減
ソノーラでは常時開発を行っており、多くの新たな設計法も生まれています。
技術情報 新着記事
-
2025.10.14
クリーンルームに“音響設計”を。静粛と清浄を両立する空間づくり -
2025.10.12
ボックスインボックスによる遮音量 -
2025.10.07
【グローバル顧問:南治子のコラム15】予期せぬ欧州出張編 No.4 -
2025.10.02
【グローバル顧問:南治子のコラム14】予期せぬ欧州出張編 No.3 -
2025.09.30
【グローバル顧問:南治子のコラム13】予期せぬ欧州出張編 No.2 -
2025.09.25
【グローバル顧問:南治子のコラム12】予期せぬ欧州出張編 No.1 -
2025.09.20
衛生と静寂の両立へ。クラス100クリーンルームにも対応する吸音ソリューション -
2025.09.15
無響箱(AEB)は“箱”ではない。 -
2025.09.10
無響室の「浮床構造」とは何か? -
2025.09.05
吸音楔 vs 平面吸音材:遮断周波数と逆二乗則から考える
SHOW ROOMソノーラ・ショールームのご案内
無響室・防音室メーカーであるソノーラテクノロジーでは、東京、静岡、愛知、兵庫を拠点に、全国対応が可能です。音響測定・調査・診断~設計製造・施工・保証迄の自社一貫体制です。また御殿場市の「富士山テクニカルセンター」には無響室・防音室のショールームがあります。実際に測定器を使用した状態で、当社製品の高い性能を確認いただきながら、独特の無響空間を体感することができます。またショールームの他に、当社紹介の映像、工場の見学も合わせて実施しております。国内にて無響室を無料開放している機関はほとんどありません。製品の購入を検討されている方、当社へ興味をお持ちの方、 一般の方、メディアの方など業務外での御利用も可能です。是非お越し下さい。
※現在、一時的に一般個人の方の見学予約を中止させて頂いております。御了承の程お願い致します。
〒412-0046 静岡県御殿場市保土沢1157-332 東名高速道路 御殿場ICより約15分
TEL 03-6805-8988 / eFAX 03-6740-7875(全支店共通)
CONTACTお問い合わせ・パンフレット請求
ソノーラテクノロジーの商品に関するお問い合わせやご相談は お問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。 資料を郵送でご希望の方はパンフレット請求ボタンよりご連絡ください。