技術情報
一次側電源供給とは
2022/06/22
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 一次側電源供給とは
当社の無響室、防音室の仕様には「一次側電源供給工事別途」と記載があります。ただ、これは何なのか?というお問い合わせが多いため、簡単ですが御説明したいと思います。
この写真は、組立式無響室です。無響室には照明、換気扇、コンセントなどの各電気器具が取り付けられていますが、当然ながら「電気が通っていないと使えません」つまり、電気器具に通電するためには電源の供給が必要ですので、その電源供給のことを「一次側電源供給」と呼びます。ブレーカーから照明等の電気器具に繋がれた配線は二次側といいます。二次側の配線工事は、基本的に当社が行うことがほとんどです。
一次側電源供給、つまり無響室を設置する建物側から配線を取り、無響室に設けられた分電盤に設置されたブレーカーなどに繋がなくてはなりません。この作業をお客様側で行なって頂く際に「一次側電源供給工事は別途」といいます。
電源供給には主に3種類があります。
- 単相2線式:100V
- 単相3線式:100V / 200V
- 3相式:200V
単相3線式とは、赤白黒の3本の線から、赤と白、赤と黒の2本で取ると100Vです。赤と黒の2本を取ると200Vです。単相3線式は線の取り方によって100V、200Vいずれも取ることが出来ます。
無響室はお客様のご要望により、コンセントが1つの場合もありますし、大型の無響室にはたくさんの照明が付きます。そのため、どのような電気器具がいくつなのか?コンセントには何が付くのか?エアコンはつくのか?等により一次側供給電源の種類が変わります。
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