技術情報
ISO 20908:2023 – Tyre sound emission test
2023/05/28
- 無響室・防音室のソノーラ
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- ISO 20908:2023 – Tyre sound emission test
2023年にタイヤの屋内における騒音試験方法としてISO20908:2023が公開されました。
屋外測定方法であるISO13325は以前から規格が存在しましたがISOにおける屋内測定規格は今回が第1版かと思われます。車両走行音の測定規格であるISO362-1,2並びにISO362-3と同様に従来屋外で行ってきた試験を屋内でも行えるように制定された規格であると言えます。
屋外では気象条件などに左右され非常に限られたタイミングでしか行えなかった試験が今回の規格公開により非常に効率の良い試験を行うことが可能となります。一方では屋内での設備構築にはドラムや半無響室、温度管理といった様々な設備が求められることやISO10844で規定されている転がり音の音成分の処理する必要もあります。
我々は無響室メーカーですので部屋に求められる仕様にフォーカスすると、温度管理への言及やマイクロフォンアレイに沿った逆二乗則の成立などがあげられます。要求される温度帯域はISO362-3とISO20908ではことなりますが、逆二乗則の測定方法などはISO362-3に類似した所も見受けられます。またISO3745やISO26101といった規格との関連もあります。Indoor Coast-by インドアコーストバイという評価方法が確立することでタイヤのコーストバイノイズをいつでも定量的に評価する事が可能になったという事です。
我々はこれまで培ってきた知見、技術を応用しこれら規格に準拠した部屋づくりを行っております。是非一度お問い合わせください。
関連規格一覧
※規格は随時改訂されている可能性が御座います。
ISO 13325:2019 | Tyres — Coast-by methods for measurement of tyre-to-road sound emission |
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ISO 10844:2021 | Acoustics — Specification of test tracks for measuring sound emitted by road vehicles and their tyres |
ISO 362-3:2022 | Acoustics — Measurement of noise emitted by accelerating road vehicles — Engineering method — Part 3: Indoor testing M and N categories |
ISO 3745:2012 | Acoustics — Determination of sound power levels and sound energy levels of noise sources using sound pressure — Precision methods for anechoic rooms and hemi-anechoic rooms |
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無響室・防音室メーカーであるソノーラテクノロジーでは、東京、静岡、愛知、兵庫を拠点に、全国対応が可能です。音響測定・調査・診断~設計製造・施工・保証迄の自社一貫体制です。また御殿場市の「富士山テクニカルセンター」には無響室・防音室のショールームがあります。実際に測定器を使用した状態で、当社製品の高い性能を確認いただきながら、独特の無響空間を体感することができます。またショールームの他に、当社紹介の映像、工場の見学も合わせて実施しております。国内にて無響室を無料開放している機関はほとんどありません。製品の購入を検討されている方、当社へ興味をお持ちの方、 一般の方、メディアの方など業務外での御利用も可能です。是非お越し下さい。
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