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無響室照明の問題点と解決法

2021/05/29

弊社は昔、無響室の照明器具を選定する際に、非常に悩まされたことがあります。原因は無響室の特徴にあります。

無響室に入ると、まず吸音クサビに目が行きます。そして扉を閉めると、日常ではありえない吸音の効いた空間になり、人により差もありますが、ひどい場合は耳がキーンとなって、非常に違和感を覚える方もいます。

このような空間を作る目的は、音が行きっぱなしで、返ってこない空間にし、測定物の音響パワーレベルを精確に図るためです。まさに名前通り、響きが無い室、無響室です。

このように、音が行きっぱなしで返ってこない空間というのは少しの反射面も嫌うのです。だから無響室の写真を見ると、床は格子やグレーチングとなっています。それもできるだけ反射を減らすための工夫です。

無響室は特殊な部屋だという印象を抱く人も多いでしょう。

我々が無響室を工事中、他の工事業者さんや別部署のお客様が通り掛かるたびにその見た目にびっくりされることが多いです。

さて、照明を無響室に取り付けるとき、二つの問題点があります。一つは照明の反射で、もう一つは照明の騒音です。

照明を取り付けると、どうしても反射面になりますので、工夫できるのがその反射をどう軽減させるところです。

丸い形状は音を拡散させるので、平面の反射面に比べて一次反射音が直接返ってこないという利点がありますので、昔に造られた無響室は白熱灯の丸型の裸電球が取り付けられている事が多いです。

ただ何十年前から、無響室を使用されている方は無響室内は薄暗いものだと思われる方も多くいらっしゃいます。照明は反射物ですので、昔は極端に設置数が少なかったこともあります。または照明の騒音です。

日常で使う場合はあまり照明の音に気づかないかもしれませんが、非常に静かな無響室内では、ちょっとした騒音でも目立つので、できる限り静かな照明が必要です。

以上で問題点を出しました。それを解決するには、丸型の明るい静かな照明を選べば、上記の問題は解決されます。弊社もそれを探すために数多くの試作を経ました。今は静かで明るい裸電球を使っております。

何種類か使用実績のある照明があります。型番については御見積段階で仕様書、図面に記載します。

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