技術情報
クリーンルーム用の防音設備
2021/04/23
- 無響室・防音室のソノーラ
- 技術情報
- クリーンルーム用の防音設備
クリーンルームとは空気中のチリやホコリ、カビなどの微生物の浸入を防ぎ、一定の清浄レベルになるように管理された部屋です。気密を保った室内にキレイな空気を送り込むことで、清浄さを維持します。
クリーンルームにはその洗浄度を示すクラスという言葉があり、1立方メートルの空気あたり、粒径0.1μm の粒子が1000個含まれている場合はクラス3となり、10000個含まれている場合はクラス4となります。クラス1000等と呼ばれたりもします。
クリーンルーム内では、防音設備が求められることがあります。その中でも、当社で多くの実績がある使用目的が「顕微鏡用防音設備」です。
顕微鏡は振動等の影響により、画像のブレなどが発生する繊細な環境が求められます。微細な振動ですら影響が出てしまいます。音というのは空気の振動ですので、防音をして音の影響がない空間を構築しなければならないケースが多いです。
ですが、単純に防音設備をクリーンルーム内に設置すればよいというわけではなく、いくつかの注意点があります。
1. クリーンルームは、クリーン度の高い環境ですのでその環境を維持する必要があります。つまり、防音設備に使用する材料等にも気を付けなければなりません。例えば、繊維系の吸音材は繊維が飛散する可能性があるのでNG等です。
2. 防音イコール密閉が必要ですので、防音室を設置する際には換気が必要です。換気を行うと防音室内に空気の流れが出来てしまいますので、場合によってはこれも悪影響を及ぼします。
当社は、クリーンルーム用の防音設備に多数実績(主に、防音室や防音ボックス)があります。クリーンルームに求められる諸条件をクリアした設備を設計可能です。
- << 無響箱の御紹介
- 車両音響NVH実験室 >>
技術情報 新着記事
-
2024.12.03
柱や梁のない無響室(組立式無響室) -
2024.11.30
無響室の形状:正方形ではなく長方形である理由 -
2024.11.26
吸音クサビの先端はなぜカットされているのか? -
2024.11.20
無響室における吸音クサビ単体の吸音率について -
2024.11.09
【HBK×Sonora】VSAC+音響計測関連商品の御紹介 -
2024.11.05
吸音板「BFB」の施工方法御紹介 -
2024.11.05
クリーンルーム内での吸音材の使用について -
2024.11.05
逆二乗測定装置の開発その1 -
2024.11.04
音響性能保証の重要性について -
2024.10.30
無響室は危険な部屋?無響室に入った際の違和感、その原因は?
SHOW ROOMソノーラ・ショールームのご案内
無響室・防音室メーカーであるソノーラテクノロジーでは、東京、静岡、愛知、兵庫を拠点に、全国対応が可能です。音響測定・調査・診断~設計製造・施工・保証迄の自社一貫体制です。また御殿場市の「富士山テクニカルセンター」には無響室・防音室のショールームがあります。実際に測定器を使用した状態で、当社製品の高い性能を確認いただきながら、独特の無響空間を体感することができます。またショールームの他に、当社紹介の映像、工場の見学も合わせて実施しております。国内にて無響室を無料開放している機関はほとんどありません。製品の購入を検討されている方、当社へ興味をお持ちの方、 一般の方、メディアの方など業務外での御利用も可能です。是非お越し下さい。
※現在、一時的に一般個人の方の見学予約を中止させて頂いております。御了承の程お願い致します。
〒412-0046 静岡県御殿場市保土沢1157-332 東名高速道路 御殿場ICより約15分
TEL 03-6805-8988 / eFAX 03-6740-7875(全支店共通)
CONTACTお問い合わせ・パンフレット請求
ソノーラテクノロジーの商品に関するお問い合わせやご相談は お問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。 資料を郵送でご希望の方はパンフレット請求ボタンよりご連絡ください。