技術情報

業務用防音室と一般向け防音室の違い

2023/05/15

防音室というと、楽器演奏をするためのものを思い浮かべる方が多いと思います。
大手楽器メーカーでも楽器演奏用防音室は販売されています。

ソノーラではこのような一般的な防音室ではなく、業務用(産業用)防音室を製造しています。
ここでは、その違いについて記載します。

一般的な防音室

楽器演奏をしたい、大音量で音楽を楽しみたい、動画配信のための部屋としたいなどの目的で、住宅の部屋の一角にユニットタイプの防音室を設置する、または防音工事を行い部屋自体を防音室にしてしまうというものです。多くの場合は、「騒音を防音室内に閉じ込める」というスタイルです。

一般向け防音室のメーカー

  • ヤマハ
  • カワイ音響システム

業務用防音室

工場や研究所の一角に、音を測定するために周囲の騒音を遮断した静かな空間を作るという目的が多いです。音を測定するためには、測定する音の大きさよりも静かな環境出なくてはなりません。もちろん業務用といえど、一般的な防音室と同様に、うるさい機械を防音室内に閉じ込めてしまうという目的もありますが、これは防音室というより防音カバーといえます。

業務用防音室メーカー

ソノーラの防音室

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構造上の違い

防音室の内壁(天井、壁)には吸音材を施工することがあります。

  • 全面に吸音材を施工していないものを「ライブ」
  • 全面に吸音材を施工したものを「デッド」

と呼んだりもします。

楽器演奏を行う際、デッドにしてしまうと音の響きが全くなくなってしまいますので、ある程度ライブ感を保つように、吸音材の量を少なめにしたりもします。他方、音を測定する場合は、音の反射面があっては問題となりますので、デッドにすることが多いです。
※一般向け防音室でも、録音ブース目的とする場合はデッドにすることがあります。

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