技術情報
名前だけのオリジナル商品
2023/02/20
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 名前だけのオリジナル商品
同じ商品に販売各社がオリジナルのネーミングをする。コンシューマ向け防音材の業界ではかなり多いです。
- ポリエステル繊維で作られた吸音板
- フェルトで作られた吸音板
- ゴムチップで作られた防振マット
ブランドホルダーの許可を得ていれば良いですが・・
購入者側からすると、販売会社のネーミングが付いていればオリジナル商品なのかと思ってしまいますよね。しかも、販売会社の利益が上乗せされた販売価格なので、無駄に高い買い物をすることになってしまいます。元々の商品名であれば価格比較も出来ますが、そうもいきません。
当社には、ゴム性防振マットを製造販売している会社の元社員Mがおります。その防振マットは、現在知る限り4社で別の名前で販売されていますが、Mは売上になるからと黙認していたという話です。
この防振マットと他の材料を組み合わせてオリジナル商品とするには良いのでしょうが、商品そのものを自社ブランド品のように転売するのはどうなのでしょう??
なぜこのようなことが起こるのか?
販売会社にとってはオリジナル商品名を付けることで、価格の比較をされず高い販売価格を設定出来るからです。筆者が見る限り、おおよそ当社仕入価格の3倍、それ以上で販売している会社もあります。防音という付加価値があれば、ただのゴム板ですら高めの価格でも何となく成立してしまうのも問題なのかもしれません。
購入者側がこれを見極める方法
商品を見て、「これは見たことがある」と思った場合、販売会社に製造元を問い合わせすると良いでしょう。フェルトの吸音板は実は中国製のものが多く粉雑な状況です。
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