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防音屋って儲かるの？いいえ、儲かりません。
2020/11/09
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 防音屋って儲かるの？いいえ、儲かりません。
防音会社は世の中に数多く存在します。元々は工務店であったが、「防音は付加価値があり儲かる」ということから防音の知識をつけて防音工事を手掛けるようになった会社が多いと思います。
初めは何もわからない状態で、D社から防音ドアを購入して取り付けてみよう、Z社から遮音シートを購入して壁に貼ってみよう、見様見真似でそういうところからスタートしたと思います。
ある程度知識や経験がついたら、住宅の防音リフォームくらいなら簡単に出来る！ならば、〇〇百万円取れるな！これは儲かるぞ・・
ですが、本当に防音屋って儲かるのでしょうか？答えはノーです。
① 知識や経験がなくても、ある程度のポイントさえわかれば簡単な防音工事は出来ます。しかし、簡単な防音工事はどこの会社でも出来ますので、結局は値段の叩き合いになります。
② では、簡単な防音工事ではなく、高レベルで他社では困難な防音工事をやってみればよいではないかという発想になると思いますが、難しければ難しいほど失敗のリスクは大きいです。失敗をすれば当然、会社の利益にはなりません。
③ 防音工事はその特性上、一般的な建築材料に比較すると高価な材料を使用しますので、工事費が嵩みます。ドアやサイレンサー、吸音内装なども非常に高額です。
④ 防音施工をするには知識のある職人や設計人員が多数必要になります。そんな人材ほとんどいませんので、人件費が高くなります。
⑤ 騒音計や分析器などの測定機材が高額であり、初期導入コストが掛かります。維持をするにも保守メンテナンス費用が掛かります。
ただ、多くの防音会社は建築音響系の防音会社（住宅防音、スタジオ等）です。防音業界は、大きく建築音響系と産業系に分類されていて、当社が手掛けるのは後者「産業系」です。
産業系の防音業界は、建築音響系とはまるで異なります。産業系は、民間企業をメインに研究開発用防音室、無響室などが取り扱われます。
産業系は、建築音響系に比較すると、製品の音響性能保証が必須であること、高い技術レベルが求められることから、非常にリスクが高い業界です。
そのため、同業他社は少なく、全国でも数社しかありません。当社は設立以来、17年この業界で事業を行っていますが、過去、幾つもリスクの高い案件にチャレンジし数多くの失敗をしました。
さらに、ユーザー製品の静音化向上に対応するだけの防音技術のアップグレードが必要です。特に自動車関連業界は、音響研究開発を常に行っていますので、より静かな部品（駆動部品等）などが開発され続けます。
静かな音を測定するためには、静かな無響室等が求められますので、防音屋も常時研究開発をしなければなりません。つまり、防音屋は研究開発を行える環境を構築しなくてはなりません。
しかし、当社の見解では、世の中の防音技術は20年以上全く進化していないと思います。研究開発を行っている防音屋と行っていない防音屋、この両者では技術レベルにどんどん開きが出てきます。
産業系防音業界は圧倒的な参入障壁があるという理由はこういうことです。
・・防音は簡単ではありませんから、簡単には儲かりません。もし防音屋をやってみたいという方がいるなら、おすすめはできません。
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無響室・防音室メーカーであるソノーラテクノロジーでは、東京、静岡、愛知、兵庫を拠点に、全国対応が可能です。音響測定・調査・診断～設計製造・施工・保証迄の自社一貫体制です。また御殿場市の「富士山テクニカルセンター」には無響室・防音室のショールームがあります。実際に測定器を使用した状態で、当社製品の高い性能を確認いただきながら、独特の無響空間を体感することができます。またショールームの他に、当社紹介の映像、工場の見学も合わせて実施しております。国内にて無響室を無料開放している機関はほとんどありません。製品の購入を検討されている方、当社へ興味をお持ちの方、 一般の方、メディアの方など業務外での御利用も可能です。是非お越し下さい。
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