納入実績

【某理化学機器商社様向け】キャスター付き 簡易無響箱 TYPE-1+OP(覗き窓・試料テーブル付き)

無響箱

外観(扉を閉じた状態)

某理化学機器商社様に、簡易無響箱 TYPE-1+OPを納入しました。

本設備は、小型の製品や部品から発生する動作音を、周囲の騒音や箱内の反射音の影響を抑えた環境で測定するための無響箱です。

本体は外寸W700×D750×H700mmの小型設計で、内部6面を吸音処理しています。キャスター付きの専用ベースに載せているため、実験室内で測定場所を移動できます。オプションとして、二重ガラスの覗き窓、試料テーブル、LED照明、マイク用フックなどを備えています。

納入設備概要

項目仕様
納入先某理化学機器商社様
設備名称簡易無響箱 TYPE-1+OP
形式内部6面を吸音処理した無響箱
主な用途小型製品・部品の動作音測定
設置形態屋内設置・キャスター付き専用ベース搭載(移動可能)

外形寸法

項目寸法
本体外寸約 W700 × D750 × H700 mm
内寸約 W400 × D450 × H400 mm
全高(専用ベース含む)約 1,160 mm
覗き窓230 × 230 mm(二重ガラス)

専用ベースに載せることで、箱の開口部が立ったまま作業しやすい高さになります。試料の出し入れやマイクロホンの位置合わせを、かがまずに行えます。

箱体の構造

外装

  • 複層式遮音METAL層
  • 指定色塗装

内装

  • AST吸音材+背面吸音層

複層構造の金属層で外部騒音の侵入を抑え、内側の吸音材で測定対象から出た音の反射を低減します。

吸音材は円柱状の形状を面ごとに向きを変えて組み合わせ、箱の内部6面を隙間なく覆っています。

防音扉と覗き窓

扉を開けた状態

正面の扉は、内側にも吸音層を設けています。扉を閉じれば、扉面もほかの面と同じ吸音条件になります。

扉は2か所のヒンジで支持し、密閉ハンドルで締め付けてパッキンを密着させます。開口部のまわりは二重のパッキン構造とし、閉じたときの隙間からの音漏れを抑えています。

扉には230×230mmの二重ガラスの覗き窓を設けました。扉を開けずに、測定中の試料の状態を確認できます。

内部構造

内部アップ
  • 試料テーブル:スチール製 t4.5(吸音マット付属)
  • マイク用フック:アイボルト M8 ×4か所
  • 照明:LEDダウンライト

試料は箱の中央に浮かせたテーブルの上に置きます。テーブル上面にはウレタン製の吸音マットを敷き、テーブル面からの反射も抑えています。

天井のアイボルトにはマイクロホンを吊り下げられます。4か所あるため、測定位置や本数に合わせて使い分けられます。

移動と設置

  • 自在キャスター付き専用ベース
  • 重量用アジャスタ
  • 除震パッド(4点支持)
  • 搬入用アイボルト M16 ×4か所(着脱式)

専用ベースのキャスターで移動し、測定場所ではアジャスタを下ろして固定します。箱本体とベースの間は除震パッドの4点で支持し、床から伝わる振動が測定に入り込むのを抑えています。

天面には搬入用のアイボルトを取り付けられます。吊り上げての搬入が終われば取り外せます。

主な付帯設備

  • 覗き窓 230×230mm(二重ガラス)
  • 試料テーブル(スチール製・吸音マット付属)
  • LEDダウンライト
  • マイク用フック(アイボルト M8)×4か所
  • ユーティリティパイプ φ55 ×2箇所(遮音カバー・吸音材付)
  • コンセント(電源ケーブル2m・プラグ渡し)
  • 操作取手
  • 自在キャスター付き専用ベース
  • 重量用アジャスタ
  • 除震パッド(4点支持)
  • 搬入用アイボルト M16 ×4か所(着脱式)

測定機器や試料へ電源・信号線を接続できるよう、遮音カバー付きのユーティリティパイプを2箇所に設けています。未使用時はパイプ内に専用の吸音材を差し込み、音の通り道をふさげます。

遮音量保証値

JIS A 1417:2000に基づく遮音量保証値を設定しています。

周波数125 Hz250 Hz500 Hz1 kHz2 kHz4 kHz8 kHz
遮音量20 dB29 dB37 dB42 dB45 dB45 dB43 dB

※63 Hzは参考値 18 dBです。

完成後の性能試験で保証値に達しなかった場合は、保証値を達成するまで二次的な対策を無償で実施します。

本設備のポイント

  • 本体外寸 W700×D750×H700mmの小型設計
  • 内部6面を吸音処理した無響箱
  • キャスター付き専用ベースで実験室内を移動可能
  • 除震パッド4点支持で床からの振動を低減
  • 二重ガラスの覗き窓で、扉を開けずに試料を確認
  • 吸音マット付きの試料テーブル
  • マイク用フック4か所、LEDダウンライトを装備
  • 遮音カバー・吸音材付きのユーティリティパイプを2箇所に装備

ソノーラテクノロジーでは、測定対象の大きさ、必要な遮音性能、設置場所などに応じて、無響箱の仕様を個別に設計しています。より大きな試料向けの事例として、【電機メーカー向け】無響箱 TYPE-3+OPもご覧ください。

電子部品、小型モーター、スイッチ、小型家電などの動作音測定や異音検査のための測定環境をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

無響箱の製品紹介を見る

よくあるご質問

Q. 無響箱と無響室は何が違いますか?

A. 無響室は人が中に入って測定する部屋で、無響箱は試料だけを入れて外から操作する箱です。無響箱は設置スペースが小さく、移動もしやすいため、小型の製品や部品の測定に向いています。

Q. 無響箱の遮音量が無響室より低いのはなぜですか?

A. 箱の壁は部屋の壁より薄く軽いためです。遮音性能は壁の重さや構造に左右され、特に低い周波数で差が出ます。本設備の遮音量保証値は125 Hzで20 dB、2〜4 kHzで45 dBです。測定する音の大きさと、設置場所の騒音レベルに合わせて仕様を選びます。

Q. 覗き窓を付けると遮音性能は下がりませんか?

A. 窓は壁より遮音しにくい部分になるため、本設備では二重ガラスとし、窓の大きさも230×230 mmに抑えています。そのうえで遮音量保証値を設定しています。

Q. 箱の中の試料に電源やケーブルをつなげますか?

A. つなげます。本設備は遮音カバー付きのユーティリティパイプを2箇所備え、ケーブルを通した後はすき間を吸音材でふさげます。

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